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■合格基準 <準2級> 200点満点、70%程度で合格。 ∴約140点以上で合格。 <2級>・<準1級>・<1級> 200点満点、80%程度で合格。 ∴約160点以上で合格。 これは、協会が公表している合格基準で、「程度」となっているのが曲者である。 仮に準1級の場合、必ずしも160点以上取らないと不合格となるわけではないと考えられるが、 準1級の各回の検定での合格率の変動は尋常ではなく、各回の合格率を無理に揃えない故の 合格率の変動なのであろうから、やはり8割以上を目標に臨むしかない。 見方を変えれば、諦めずに挑戦し続けていれば、いつかは自分に適った問題が多数ある検定を 迎える事ができる可能性もある。やはり「継続は力也」であろう。 準2級と2級の違いで、一番大きな違いがこの合格基準にあると考えられる。やはり、3/4以上を 正解しなければならないと途端に大変になる。 此処で、協会が公表している平成18年第1回目の検定の状況を確認してみる。 初めに、「受検者数」及び「合格者数」である。 ![]() ここで一番目立つのは、3級の受検者数の多さである。そして、1級と準1級の数の少なさである。 また、2級以上の合格者数の数であろう。合格基準80%が合格を困難にしているのが判る。 現実として、1級と準1級の合格者は殆ど図に表せない程、少数なのである。 そこで、同じく平成18年第1回目の検定で合格率を確認してみる。 ![]() やはり2級以上の合格率の低さが如実に表れている。2級と準2級では大きな差がある。 また、10級から見事な左肩下がり傾向となっているが、準1級と1級で合格率が逆転しているのは 1級はリピーターが多い事が合格率を上げているらしい。確かに「漢検」1級をリピートする人の 気持ちはわかるが、準1級を合格した人が、何回も準1級を受検するとは考えられない。 次に別の形のグラフで確認してみたい。2重のドーナツ図である。 ![]() やはり2級以上は難しい。但し、2級は検定問題が特に難しい訳ではないと考えられる。 合格基準80%が難しくしているのである。特に、書き問題を8割以上得点するのは、中々 厄介なので、読み問題は確実に得点する必要がある。 準1級以上は、グラフを工夫しないと表せない。そこで1級をまともに表せるように、2級以上に絞る。 ![]() しかし、まだ1級の合格者が見えない。仕方が無いので、1級の合格者が分るグラフとすると ![]() まともなグラフではない。しかし、結構面白いグラフになっている。やはり準1級以上は別格である。 そして、純粋に難しい。但し、其れが大人が受検するにふさわしい検定となっている所以であろう。 そこで、対数表示グラフとしてみた。此れは比較的まともなグラフとなる。対数表示なので 左の目盛りに注目して欲しい。10倍の数を等間隔としている。 しかし、このありふれた形となったグラフは一体何を意味しているのだろうか。音の大きさなどは、 対数で表すと、人間の感性に近いと言われているのだが。 ![]() そのあたりの解析、分析は 漢検関係のブロクではピカイチの「 漢検のご案内」に詳しく、特にその 『 2005年09月14日』の「ごく大雑把に言うと、2級合格者のうち準1級に合格できるのは100人中 2、3人というところです。」は準一級を目指している人はどのように受取ればいいものだろう。 困難であるからこそ挑むという気がないと、中々先が見えない数字でもある。 結論から言うと2級以上はある程度、気持ちを入れた対応が必要なのであろう。そして、準1級は 「準」となっているイメージの悪さが災いしていると考えられる。譬え準1級に合格してもまだ上がある。 しかし、その最高峰は半端ではありません。故に挑戦のし甲斐もあるのだが。 |
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