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		Amazon.co.jo の「ひとことで言う―山本夏彦箴言集」を見る
書籍名	：	ひとことで言う　山本夏彦箴言集
シリーズ	：	単行本
著者	：	山本夏彦
初版発行	：	平成１５年１０月２３日　〔２００３年〕
紹介版	：	平成１５年１０月２３日　初版
発行者	：	佐藤隆信
発行所	：	株式会社　新潮社
ＩＳＢＮ	：	4-10-341312-3　　C0095
定価	：	１,４００
頁	：	２２２
印刷所	：	東洋印刷株式会社
製本所	：	加藤製本株式会社
装幀	：	新潮社装幀室
初出誌	：	「やぶから棒」〜「一寸先はヤミがいい」
かいつまんで言う	:	「週刊新潮」昭和５４年７月５日号より平成１４年１０月２４日号まで連載された「夏彦の写真 コラム」から選んだ「ひとこと集」で選択は新潮社。 　選んだ箴言集であるので、当然新作はない。 　帯には比較的大きな山本夏彦氏の元気な頃と思われる写真が使われている。 　「夏彦の写真コラム」単行本は以下の通りである。 　　　１　　やぶから棒　　　　　　　　　（昭和５７年　３月１５日刊） 　　　２　　美しければすべてよし　　　（昭和５９年　１月２０日刊） 　　　３　　不意のことば　　　　　　　　（昭和６０年１２月１０日刊） 　　　４　　世はいかさま　　　　　　　　（昭和６２年１１月１０日刊) 　　　５　　良心的　　　　　　　　　　　　（平成　３年　３月２０日刊） 　　　６　　世間知らずの高枕　　　　　（平成　４年　９月１５日刊） 　　　７　　オーイどこ行くの　　　　　　（平成　６年　９月１５日刊） 　　　８　　その時がきた　　　　　　　　（平成　８年　７月２５日刊） 　　　９　　死ぬの大好き　　　　　　　　（平成１０年　６月３０日刊） 　　　１０　寄せては返す波の音　　　　（平成１２年　９月３０日刊） 　　　１１　一寸先はヤミがいい　　　　（平成１５年　２月１５日刊） 　「夏彦の写真コラム」シリーズは前期の「やぶから棒」から「オーイどこ行くの」と後期「その時が きた」から「一寸先はヤミがいい」ではかなり趣が違い、また文庫本は単行本と同じ編集となって いないので分りにくい。また、文庫本への収録も「オーイどこ行くの」で終わってしまっていて、 一体何があったのであろうか。 　　文庫本「オーイどこ行くの」の裏コピーでは『人呼んで「史上最強のコラム」、健在ナリ』と 謳っています。そして、その史上最高のコラムはまだまだ続いていました。この世に「史上最強」 は一つしかないのではなかろうか。なのに、それでさえ何故文庫本に収めないの。 　本書はタイトル通り「ひとこと」に抜き取ってしまっているが、ここまでしてしまうと流石の山本節も 無味乾燥なものとなり、「抜粋のかたちで附した」ものとセットで楽しむものだろうが、今度はそれ が長い。してみると前期の作品の名言集「何用あって月世界へ　選：植田康夫」は旨いと思う。 ただ、全体に趣味良く、本書は「夏彦の写真コラム」の集大成という位置付けとしての形なので あろうか。
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