漢字検定 完全征服への道
漢字検定 準1級 体験記 故事・諺
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■出題内容 .
 配 点 : ・1問2点・10問=20点
 範 囲 : ・常用漢字全部+準1級配当漢字。
 内 容 : ・準1級から新出の出題形式で、故事(*)・成語(*)・諺(*)のカタカナの部分を漢字で
 記す。
  * 故事:昔あった事柄。昔から伝えられてきたいわれのある事柄や物語。
  * 成語:古人がつくり、後人によく引用される語句。
  * 諺:教訓・風刺・真理などを巧みに言い表し、古くから人々に知られてきた短い言葉。
 傾 向 : ・準1級配当漢字を含む熟語や一字訓が中心となる。
■注意事項 .
・書き問であるので、難易度は高いが、故事や諺は興味深いもので、昔から引き継がれて
 きた言葉であり、毎日の暮らしで気をつけたいことや、生きていくに参考になることが、
 リズムよく口ずさみやすく洗練されたもので、最初の学習では新鮮で発見もある。
・その為に学習は苦にならないばかりか、大変参考になるものである。ただ、準1級の
 レベルの出題となると、易しいものばかりではなくなる。また、長い年月にも風化しないで
 残っているものなので、出てくる熟語や内容は古いものも多く、調べないと意味さえ
 分からないものも多数あり、中々厄介である。
・また、植物や動物の名前や道具が出てくるものも少なくなく、逆にいえば、その漢字を
 書けたら正解となる。それは、勉強が得点に結びつき易いわけで、高得点を狙いたい
 出題形式であり、それが比較的容易な問題と言えると思われる。
■勉強・攻略法 .
・故事・成語・諺の意味を正確に覚えることが、前提となるので、意味の分からない言葉は
 辞書等にて確認し、正しい意味を理解したい。その上で、書いて覚えていきたい。但し、
 準1級配当漢字ともなると、画数の多い複雑な漢字も少なくないので最初から正確に覚え
 たい。常用漢字であれば、一度は学習した漢字であるが、準1級配当漢字は習っていない
 漢字も多いので、じっくりしっかりとした対策が必要である。
・また、故事や諺を知らないと、正解には中々辿り着けないので、ある程度多数の問題に
 当たることも必要である。『高橋[頻出度順]』には、重複も多数あるが560問掲載されて
 いて、『漢検協会「完全征服」』には220問。流石に、この2冊をほぼ書けるまで練習
 したら安心であろう。
・世には、「故事・ことわざ辞典」があり、これが面白い。1級までも視野に入れている受検者に
 とっては、是非、手にいれておきたい辞典である。「新明解故事・ことわざ辞典」では、
 収録語が7300項目。故事・ことわざも奥が深いのである。知らないことわざも多数掲載
 されているし、感心させられるものも多い。受け継がれてきた言葉はやはり、貴重である。
・上でも書いたが動物や植物の名前は、知っていればそのまま正解となるので、美味しいし
 日常生活でも、役に立つことも多い。今回も蛭に蚤に蚊と虻と害虫が目白押しで、基本を
 押さえ、地道に練習した人には、サービス問題となった。
■受検感想 .
・自己採点:16点/20点   ・実際の得点:16点   ・全受検者の平均点:10.4点
・「一家は遠のく、ノミは近寄る。」は、初めて見た言葉であるが、蚤であろうことは想像
 できたが「蚤」の漢字が正確に書けない。
・その他は比較的順調にいったが、最後の「キシン矢の如し。」は見当がつかない。
 寄進ではないだろうとは思ったが、それ以外は思い付かない。万が一のこともあるので
 寄進としたが、正解は「帰心」。漢字は簡単であるが、聞いたことがない言葉であった。
・自分がある程度勉強した出題形式に、意外と手ごたえを感じることができ気分よく次問題へ。
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