平成18年度 第3回 準1級の漢字検定の結果をまとめてみます。
結果的には、まだまだであり、準1級合格の道はかなり険しい気がするし、今回の結果を参考に学習の方法
などを修正していく必要が十分にあるだろう。
とりあえず今回の結果を、得点の割合で、本人分・全受検者平均・合格者平均を見てみます。
(合格者平均は受検結果のグラフから読み取ったもので、誤差があります。)
本人分で一番気が付くのは、設問によってばらつきが多いということです。
情けない話ですが「誤字訂正」は得点率20%。2級の時は漢字パズル感覚で得意としていたつもりであった
ものがこの有様です。問題としても特に難しい訳でもなく、本当に残念な結果です。現実としてこの問題形式
あたりが、一番漢字教養が試されるので、辛く悲しいですが、これが実力なのでしょう。
次に、やはり「対義語・類義語」問の低さです。全受検者平均よりも低い得点ですから、これは苦手意識が
強すぎるのでしょうか。本人としては、殆ど勉強していなかったので当然の結果とも思いますが、その勉強を
出来ないことが、そもそもの原因です。ここは精進しかないと考えられます。
「四字熟語」問は比較的、気を入れて練習したので、結果に繋がって安心できました。学習の一番は、
やはりそれを好きになることであるのも真実であり、一番の近道でもある。
合格者平均得点を見ると、平均ですから当然といえば当然ですが、「共通の漢字」問を除けば、ほぼ80%を
越えています。また「共通の漢字」問は5問しかありませんから、ばらつきは出易いと考えられます。
実際問題として、練習では90%以上をクリアしていないと、検定では勉強しなかった問題が出題される
可能性も結構高いので、なかなか難しいだろうと考えられます。やはり地道な学習が必要です。
全受検者の平均を見てみると、以外な事にほぼ6割以下しか得点していないことです。2級では約7割で
不合格者も、もう少し頑張れば合格に届く予感のする良い感触があっただろうと考えられたが、この平均点
では、準1級合格を諦める人も多数いるだろうなと感じられる数字である。
次に、グラフをレーダーチャートとしてみます。
本人以外は平均なので、ある程度当然なのだが、全受検者平均は全体に小さな円となっていて合格者
平均は、ほぼ80%を越える大きな円となっているのに対し、本人分は著しくバランスが悪い。
また、意外と読み問の得点が高くなくて、書取りが健闘している気がする。「誤字訂正」問は全体の漢字
実力が上がれば、それに伴って結果は付いてくると考えられるので、やはり一番のネックは「対義語・類義語」
問である。あとは読み問題の底上げも必要である。道はかなり遥か也。
結果は不合格であったので、余り多く語る資格はないが、準1級であれば、勉強を継続することを実践でき
たら合格は可能であると信じたい。
実際、最初に問題集を見た時に感じた壁の高さが、現在はそれ程ではない。何をモチベーションとするかは
人それぞれではあるが、今回不合格の人も、折角1回は準1級合格を目指したのであるから、互いに、その
栄光を掴むまで挫折しないで健闘する事を祈ります。
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