漢字検定 完全征服への道
漢字検定 準1級 奮闘記 熟語・一字訓の読み
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■出題内容 .
 配 点 : ・1問1点・10問=10点
 内 容 : ・熟語の読みと、その語彙にふさわしい訓読みをひらがなで記す。
 10問であるが、同じ漢字を熟語と訓読みするので、漢字としては5問。
 傾 向 : ・ほぼ全問が準1級配当漢字であるので、かなり難しい。
■注意事項 .
・準1級配当漢字となると、普段は余りお目にかからない漢字も多くなり、読みの
 問題でも、かなり難しくなってくるが、この問題形式も勉強を続ければ、必ず結果が
 付いてくるので悲観することはない。
・逆に言うと、やはり、この問題形式を含めて、読み問題はかなりの得点をしないと
 合格に辿り着けない。次の「共通の漢字」問と、「誤字訂正」問は受検対策が微妙な
 問題形式である。平成18年度の合格者の平均得点を見てみても、「共通の漢字」問が
 69%と83%。「誤字訂正」問が81%と66%。これは、あくまで合格者の平均点である。
 全受検者となると、5割程度であろう。問題により波があるのである。たまたま、簡単で
 自分の得意な問題が出れば好いが、その反対となると、悲惨である。例えばこの二つの
 問題形式で7割程度しか得点出来なかった時に、読み問題で得点を稼いでいることが
 必要となってくるのである。
・そこで、本問題であるが、最初は中々大変であるが、地道に練習を繰り返すと、意外と
 道が拓けてくる。とにかく、勉強することが、正比例して結果に反映する問題形式は
 繰り返すことが、一番であり、それができなければ当然乍、満足できる結果は難しい。
■勉強・攻略法 .
・1回目の受検の時、あまり学習ができなかったが、それでも前述の『完全征服』と『出題
 頻度順』と高橋書店の『頻出度順』は、一通り目を通した。しかし、結果は不合格で
 その時の感想では、もう少し、深くは当然乍、もう少し幅広く勉強しなければ、合格の
 栄光は掴めない気がして、第4の参考書としたのが、梧桐書院の『漢字検定準1級
 まるごと対策問題集』【以下『まるごと対策』】である。
・実際の漢字検定の出題形式とは、微妙にずれている問題形式であるが、逆に
 それが新鮮で、内容も前の3冊とは、重複しないものも多く、また、個人的には
 適切と感じた。その上、巻末の「準1級漢字一覧」が部首順であり、許容字が
 掲載されているのが好感が持てた。『完全征服』も部首順であるが、許容字体は
 掲載されていない。また、『出題頻度順』と『頻出度順』は、音読みの五十音順である。
 どちらも、それぞれ利点はあるので、使い分けると便利である。その時に許容字体が
 掲載されているのは大きい。基本的には、許容字体は使わないようにしていたが
 漢字によっては、明らかに許容字体の方が自然な字もあるので、そんな時に重宝する。
・『まるごと対策』にも多数の問題が出ているが、『完全征服』には340問(170熟語)が掲載
 されていて、今回の出題で出ている問題は2問4語。『出題頻度順』では160問(80熟語)
 掲載されていて、こちらも同じ問題で2問4語。これを、どう捉えるかは色々あると思うが
 反対に、参考書に出ている程度の問題は100%としておかないと、合格は覚束ないのも
 確かであろう。そして、あまり浅く広くは問題であるが、狭く深くも問題がありそうである。
 広く深くが理想であるが、そこまでは出来ないから悩ましいのである。
■受検感想 .
・自己採点: 9点/10点   ・実際の得点:9点   ・全受検者の平均点:6.8点
・かなりいい調子で迎えた3問目。これも余裕でクリアできそうである。
 「嘉瑞」は「かずい」だろう。「嘉い」は「めでたい」だろう。が、めでたいのは頭の中で
 正解は「よい」。調子に乗りすぎであった。しかし、結果通知票によると○。めでたい。
・自分では正解と考えていて、不正解は「謬る」。何故かわからないが、多分「(あや)る」と
 したと考えられる。まだ冷静な時でなぜミスったかよくわからない。正解は「(あやま)る」
・しかし、試験の最中は、非常に好感触で読み問題を終了。次が問題の「共通の漢字」。
 これを巧く乗り越えたら、合格への道は拓けてくる。しかし、世の中そんなに甘くない。
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