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平成18年度 公開会場 第3回目の漢字検定 準1級を受検した時の体験を、記します。 結果は残念ながら、139点と決して褒められたものではありませんでした。かなり落ち込む数字です。 また、不合格者の体験記も無いだろうとの考えもあるが、其れは其れで何かの参考となれば幸いです。 現実として、2級受検の時より勉強時間が少なかったし、集中できなかったので、この結果はある程度 やむを得ないのですが、勉強時間を確保したり、集中することが、検定合格の秘訣ですから、それができ なければ、やはり準1級のハードルは低くはありません。 ただし、ある程度の感触は掴んだ実感もあり、この体験が次回に繋がればいいなと、また繋げなければ いけないだろうと考えています。 今回の準1級受検にあたって、主に使用した参考書は次の2冊です。 『完全征服 「漢検」 準1級』 (財)日本漢字能力検定協会 発行 『漢字検定 準1級[頻出度順]問題集』 高橋書店 発行 なお、「漢検」や漢字関係の書籍等は別窓『 漢字 書籍・道具紹介』にて詳細に 紹介しているので、御覧下さい。 高橋書店の『漢字検定 準1級[頻出度順]問題集』は非常に評判が良い問題集であり、2級は此れで 合格した言って良い程使用させて頂きましたし、当然ながら準1級も使用しました。 しかし、出題形式が変更となっているので、受検対策としてあらかじめの用意が必要です。多数の方が 使用している筈ですから、下にその違いを示します。 |
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分 野 ( 設 問 ) | 高橋書店[頻出度順]問題集 解説 | 現在の配点等 | |
1 | 短文中の漢字の読み(音・訓) | 1問1点30問=30点。 | 1問1点30問=30点。 |
2 | 表外の読み | 1問1点10問=10点。 | 1問1点10問=10点。 |
3 | 熟語と一字訓の読み | 1問1点10問=10点。 | 1問1点10問=10点。 |
4 | 共通の漢字 書き | 無し。 | 1問2点 5問=10点。 |
5 | 短文中の書取(音・訓) | 1問2点10問=20点。 | 1問2点20問=40点。 |
6 | 誤字訂正 書き | 無し。 | 1問2点 5問=10点。 |
7 | 四字熟語 書き | 1問2点10問=20点。 | 1問2点10問=20点。 |
7 | 四字熟語 意味の選択 | 1問1点10問=10点。 | 無し。 |
7 | 四字熟語 読み | 無し。 | 1問2点 5問=10点。 |
8 | 対義語・類義語 書き | 1問2点10問=20点。 | 1問2点10問=20点。 |
9 | 故事・成語・諺 書き | 1問2点10問=20点。 | 1問2点10問=20点。 |
- | 同音・同訓 書き | 1問2点 5問=10点。 | 無し。 |
- | 書き換え | 1問2点 5問=10点。 | 無し。 |
10 | 文章題 読み | 1問2点10問=20点。 | 1問1点10問=10点。 |
10 | 文章題 書き | 1問2点 5問=10点。 | |
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大きな違いは、高橋の『頻出度順』に紹介されている「同音・同訓の書き」問と「書き換え」問が出題されず 「共通の漢字」問と「誤字訂正」問が出題されています。 これは、漢検協会の『完全征服』も同様ですが、『完全征服』は、「誤字訂正」問は対応済みです。 特に、「書き換え」問は折角勉強しても、受検としては殆ど有効でないので注意が必要です。 また、「共通の漢字」問と「誤字訂正」問は、勉強するというより日頃からの漢字に対する取組みが有効です から、いい傾向だと考えられます。 次から、各出題分野毎に、「出題内容」、「注意事項」、「勉強・攻略法」、「受検感想」等を記します。 |
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