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書籍名 | : | 変痴気論 改版 | |
シリーズ | : | 中公文庫 | |
著者 | : | 山本夏彦 | |
紹介版 | : | 2003年11月25日 改版 | |
発行所 | : | 中央公論新社 | |
定価 | : | 590 | |
ひとことで言う | : | 一コラム一名言 | |
10 | 2006/ 3/ 4 | : | 「パターン・76」より |
人はついに自ら見て、自ら考える存在ではないのか、ないのであると、自問自答して、 私は信じまいと欲して、信じざるを得なくて、あきらめかけているのである。 |
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9 | 2006/ 3/ 3 | : | 「投書の言葉・69」より |
大小を問わずジャーナリズムは企業である。早い話が商売である。 | |||
8 | 2006/ 3/ 2 | : | 「修身・62」より |
何ごとによらず、この目下大流行のものならうろんである。 | |||
7 | 2006/ 3/ 1 | : | 「変身・54」より |
俗に自分のことは他人の目で見よというが、いくら他人になっても、他人もまた人である。 | |||
6 | 2006/ 2/27 | : | 「レパートリー・46」より |
居ながら見られるのは便利だが、病人じゃあるまいし、映画や芝居くらい見物に出かけては どうか。 |
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5 | 2006/ 2/26 | : | 「もとの五尺・39」より |
自動車にもとづいた未来の都市計画案は、私には荒涼たる無人の廃墟に見えます。 | |||
4 | 2006/ 2/25 | : | 「暮らしの手帖・32」より |
俗にユニークというが、それをして、成功した雑誌は、世界ひろしといえども「暮らしの手帖」 だけである。 |
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3 | 2006/ 2/24 | : | 「歳月・24」より |
その末端にあるカーをクーラーをテレビを享楽して、てっぺんの原爆だけ許すまじと 歌っても、そうは問屋がおろさぬと言ったことがある。 |
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2 | 2006/ 2/23 | : | 「乗車拒否・17」より |
いくら世の中が変わっても、遊びは自分の金でするものである。 | |||
1 | 2006/ 2/22 | : | 「風俗・10」より |
我々は世間が許す涙しか流さない。世間が許す笑いしか笑わない。 | |||
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