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書籍名 | : | 二流の愉しみ | |
シリーズ | : | 中公文庫 | |
著者 | : | 山本夏彦 | |
紹介版 | : | 1995年 1月18日 | |
発行所 | : | 中央公論社 | |
定価 | : | 620 | |
ひとことで言う | : | 一コラム厳選名言紹介 | |
10 | 2006/ 9/25 | : | 「旅」より |
用もないのに人は遠くへ行かない。パリの住民でエッフェル塔へのぼったことのないひとは いくらでもいる。 |
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9 | 2006/ 9/24 | : | 「家計簿」より |
私自身がすすめられてもしないだろうことを、すすめても仕方がない。 | |||
8 | 2006/ 9/23 | : | 「かぎ」より |
町で「合鍵三分でつくります」という看板を見る。あれを見ると「四分目には泥棒にはいり ます」と言いたくなると笑った建築家がいた。 |
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7 | 2006/ 9/22 | : | 「物くれる人」より |
物くれる人はよい人だと古人は言っている。 | |||
6 | 2006/ 9/21 | : | 「一文なし」より |
そのころのことを知るものがいないのをいいことに、私は若いとき貧乏した、苦労したと妻子や 他人に自慢したらおかしい。誰がおかしがるのでもない。私がおかしがる。 |
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5 | 2006/ 9/20 | : | 「もといた家」より |
縁台は個人のものであり、横丁のものであった。これを町内という。今は地域社会という。 コミュニティの訳語だろうが、地域社会なんていっているかぎりよい町内はできないだろう。 |
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4 | 2006/ 9/19 | : | 「相性」より |
以前は私たちの胸の中には、堪忍袋という袋があって、それには緒がついていて、めったに 切れなかったが、このごろはすぐ切れるようになったという。 |
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3 | 2006/ 9/18 | : | 「ラジオきらい」より |
寄せては返す波の音は自然の繰返しだから、慣れれば何でもなくなる。 | |||
2 | 2006/ 9/17 | : | 「私の文章作法」より2 |
自分の国の言語を、文章を、こんなに軽んじる国民は珍しい。世界中どこにもない。 | |||
1 | 2006/ 9/16 | : | 「私の文章作法」より1 |
本というものは、自分で買うものである。いくら良書でも、読めと与えられたら、薬くさくなる。 | |||
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