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| 書籍名 | : | 不意のことば ―夏彦の写真コラム― | |
| シリーズ | : | 単行本 | |
| 著者 | : | 山本夏彦 | |
| 紹介版 | : | 昭和60年12月10日 | |
| 発行所 | : | 株式会社 新潮社 | |
| 定価 | : | 1100 | |
| ひとことで言う | : | 一コラム一名言紹介 | |
| 10 | 2006/ 4/25 | : | 「14.今も昔もマッチ・ポンプ」より |
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○煙があがる、火がないはずがないと記者は必ず言う。然り煙があがる、たとい自分が つけた火でも。 |
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| 9 | 2006/ 4/24 | : | 「13・乗客全員日本人の場合」より |
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論より証拠というのは昔のことで、今は証拠より論の時代だとは何度も言った。論じれば 証拠なんかどうにでもなる。 |
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| 8 | 2006/ 4/23 | : | 「12.保険は常に払い渋る」より |
| 社員がかけつけるのは見舞のためではない。払わぬ理由をさがすためである。 | |||
| 7 | 2006/ 4/22 | : | 「11・分らないのはこんなわけ」より |
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いくらいいと言われてもキチガイじゃあるまいし、新聞に求められて原稿料をもらってその 紙上に新聞の悪口を書けるものではない。 |
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| 6 | 2006/ 4/21 | : | 「10・金は魔ものである」より |
| ひとの懐を勘定して羨むのはいやしむべきことだが、人は本来いやしい存在である。 | |||
| 5 | 2006/ 4/20 | : | 「7・利をもって誘うがいい」より |
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革命しないで出来る。それはモラルをもってしないことに尽きる。利を以てさそいさえすれば 出来る。 |
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| 4 | 2006/ 4/19 | : | 「6・限りある身の力ためさん」より |
| 社会主義国にせよ資本主義国にせよ修身のない国はないのに、ひとりわが国にはない。 | |||
| 3 | 2006/ 4/18 | : | 「5・それなら署名捺印せよ」より |
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新聞が八つざきと言えば同じく言い、冤罪だと言えば同じく言うのは別人ではない。全く 同一の人物で最低の者どもだが、この世は最低の者どもの天下である。 |
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| 2 | 2006/ 4/17 | : | 「2・ひと月ぶんを一時間で」より |
| 情報の時代というのは情報があり余って、並のひとなら途方にくれる時代ではなかろうか。 | |||
| 1 | 2006/ 4/16 | : | 「1・映画「東京裁判」を見る」より |
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わが情報はいくらあっても肝心なことは書かない。それをかいつまんで言うのが ジャーナリストの務めなのに、言ったためしがない。 |
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