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| 熟  語 | 意 味 ・ 解 説 | 読 み | 
| 箆 | 竹や木などを細長く平らに削り、先端を刀のような形にした道具。 | へら | 
| 凱 | 戦に勝った時にあげる喜びの声。 | かちどき | 
| 嘉する | 神や目上の者が、人間や目下の者の言動をよしとして褒め称える。 | よみ・する | 
| 玩ぶ | 手に持ってあそぶ。いじくる。 | もてあそ・ぶ | 
| 煽てる | 相手の気に入るようなことを言って、得意にさせる。 | おだ・てる | 
| 菰 | 藁(わら)で荒く織ったむしろ。 | こも | 
| 蔀 | 寝殿造りなどで、中に板を挟み、その表裏に格子を組みつけた戸。 | しとみ | 
| 蒙い | 物事をよくしらないさま。 | くら・い | 
| 纏る | 布の端を裏へ折り込み、表側の針目は小さく縫い付ける。 | まつ・る | 
| 八重葎 | 幾重にも生い茂っている雑草。 | やえむぐら | 
| 厩 | 馬を飼っておく小屋。馬小屋。 | うまや | 
| 些か | 数量・程度が少ないさま。わずか。ちょっと。 | いささ・か | 
| 賂い | 利益を得るために、要路の物に密かに財物を贈ること。 | まいな・い | 
| 忽せ | 物事をいいかげんにするさま。なおざりにするさま。 | ゆるが・せ | 
| 僻言 | 一方にかたよった言葉。 | ひがごと | 
| 疎か | 物事をいいかげんにしてすませること。 | おろそ・か | 
| 瓢 | 瓢箪(ひょうたん)・ユウガオなどの総称。瓢箪を乾燥させ容器とする。 | ひさご | 
| 廓 | 城・砦などで周囲に巡らせた土塁や石垣などの囲い。遊郭。 | くるわ | 
| 宛ら | 本物のそれを思い起こさせるさま。そのまま。同然。 | さなが・ら | 
| 種籾 | 種子として蒔くために、選んで保存するもみ。 | たねもみ | 
| 甑 | 米などを蒸すのに用いる器。瓦製で円く底に蒸気を通す穴がある。 | こしき | 
| 按べる | 不都合や不正・ごまかしなどがないか、現物にあたって確かめる。 | しら・べる | 
| 宥める | 怒り・不満などで興奮している人の気持ちを落ち着かせる。 | なだ・める | 
| 沫 | 細かい粒になって勢いよく飛び散る水。 | しぶき | 
| 咽ぶ | 感情がこみあげ、息をつまらせながら、泣く。 | むせ・ぶ | 
| 宥す | 相手の願いや申し出を聞き入れて希望通りにさせる。 | ゆる・す | 
| 虎斑 | 虎の背の毛のように、黄褐色の地に太い黒色の斑紋のあるもの。 | とらふ | 
| 菅薦 | スゲで荒く織ったむしろ。 | すがこも | 
| 鴛鴦 | 雌は灰褐色、雄は扇形の美しい飾り羽をもつカモ科の水鳥。 | おしどり | 
| 鐙 | 馬具で、馬の鞍の両脇に取付けて、足を踏みかけて使うもの。 | あぶみ | 
| 萎れる | 元気を失ってしょんぼりする。草木が生気を失ってぐったりする。 | しお・れる | 
| 櫓 | 物見などの為の高い構築物。城門・城壁などの高楼。 | やぐら | 
| 姥 | 歳をとった女性。老女の顔をかたどった能面。 | うば | 
| 笈 | 修験者などが、仏具・書籍・衣類などを入れて背負う脚のついた箱。 | おい | 
| 夙に | ずっと以前から。早くから。幼時から。若い時から。朝早く。早朝に。 | つと・に | 
| 愈 | より一層程度が高まるさま。ますます。いっそう。 | いよいよ | 
| 萌す | 草木が芽を出す。萌(も)える。物事がおこり始まろうとする。 | きざ・す | 
| 掬ぶ | 手のひらを合わせて水をすくう。 | むす・ぶ | 
| 葎 | 野原や荒れた庭に生い茂る雑草の総称。 | むぐら | 
| 曝える | 痩せて衰える。 | さらば・える | 
| 只管 | そのことだけを心に集中するさま。 | ひたすら | 
| 鉤型 | 物をひっかけるのに使う、先端の曲がった金属の棒のような形。 | かぎがた | 
| 禿 | 昔の少女の髪型の一つ。髪を短く切り揃えて、結ばないもの。 | かむろ かぶろ
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| 窟 | 岩にできたほら穴。 | いわや ほらあな
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| 檜扇 | 細長い檜(ひのき)の薄板をとじ重ねて作った扇。 | ひおうぎ | 
| 堆く | 盛り上がって高いさま。 | うずたか・く | 
| 痩ける | やせて肉がおちる。 | こ・ける | 
| 苫屋 | 苫(菅や茅などを菰のように編んだもの)で屋根を葺いた粗末な小屋。 | とまや | 
| 灼な | 神仏の霊験(れいげん)や薬の効き目などが明らかなさま。 | あらたか・な | 
| 厨 | 台所。(古い言い方で)食べ物を調理する場所。 | くりや | 
| 荻 | 湿地に群生するイネ科の多年草。萩(はぎ)と間違いやすい。 | おぎ | 
| 濠 | 地面を細長く掘って水を通した所。城などの周囲に水を湛えた所。 | ほり | 
| 賤 | いやしいこと。身分が低い者。自分を卑下していう称。 | しず | 
| 栃餅 | トチの実をまぜて搗(つ)いた餅。 | とちもち | 
| 櫛る | 髪の毛を櫛(くし)ですいてととのえる。 | くしけず・る | 
| 彊い | 勝負などで相手をしのぐ力を持っている。 | つよ・い | 
| 頓に | 急に。にわかに。 | とみ・に | 
| 艮 | 十二支で、丑(うし)と寅(とら)との中間に当たる方角。北東。 | うしとら | 
| 苧殻 | 麻の皮をはいだあとの茎。盂蘭盆(うらぼん)の迎え火・送り火にたく。 | おがら | 
| 叢 | 草が群がって生えている所。 | くさむら | 
| 葛縄 | 葛(くず・マメ科の大形蔓性の多年草)でつくった縄。 | かずらなわ | 
| 錘 | 重さを増すために付けるもの。秤の一方につけて釣り合わせる金属。 | おもり | 
| 戟 | 長い柄の先端に両刃の剣を付けた武器。 | ほこ | 
| 尤める | 過ちや罪などをとりたてて責める。非難する。 | とが・める | 
| 浅葱 | 緑を帯びた薄い藍(あい)色。 | あさぎ | 
| 裳裾 | 裳(も)のすそ。着物のすそ。 | もすそ | 
| 杜ぐ | すき間や穴などをなくす。 | ふさ・ぐ | 
| 箭 | 弓の弦につがえ、目的物に向けて射る棒状のもの。武器・狩猟具。 | や | 
| 簸る | 箕(み)で、穀物などをあおって屑を除く。 | ひ・る | 
| 座ら | すわったまま。その場で、即座に。動かず。外に出ず。 | いなが・ら | 
| 幌 | 風雨・日光・埃などを防ぐための、車などに取りつけるおおい。 | ほろ | 
| 彊める | 努力する。 | つと・める | 
| 謂 | 言うこと。言うところ。いわれ。意味。理由。 | いい | 
| 乃ち | 前に述べたことを、別の言葉で言い直す。 | すなわ・ち | 
| 苛まれ | 責め苦しめられる。いじめ。悩ます。 | さいな・まれ | 
| 漣 | 水面に細かく立つ波。 | さざなみ | 
| 鴇 | コウノトリ目トキ科の鳥。朱鷺。日本では野生の鴇は絶滅。 | とき | 
| 矧ぐ | 竹に羽をつけて矢をつくる。 | は・ぐ | 
| 舷 | 船のへり。船の側面。 | ふなばた ふなべり
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| 遜る | 他を敬って自分を卑下する。謙遜する。 | へりくだ・る | 
| 斑 | 種々の色または濃淡の入り混じっているさま。 | まだら | 
| 骸 | からだ。身体。死体。なきがら。 | むくろ | 
| 恕す | 相手の願いや申し出を聞き入れて希望どおりにさせる。 | ゆる・す | 
| 蔓る | 草木が伸びて広がる。好ましくないものが勢いを得て広がる。 | はびこ・る | 
| 恰も | まるで。ほぼ。ちょうどその時。 | あたか・も | 
| 閏月 | 閏(うるう)に当る月。太陰暦で、12ヶ月の他に加えた月。 | うるうづき | 
| 紙撚 | 細く切った紙に撚りをかけて、紐(ひも)状にしたもの。かみひねり。 | こより | 
| 逗まる | 滞在する。宿泊する。 | とど・まる | 
| 艶かし | 若々しい。ういういしい。新鮮である。しっとりと上品である。 | なまめ・かし | 
| 烹る | 食材を水や汁の中に入れて熱を加え、食べられる状態にする。 | に・る | 
| 萌む | 草木が芽を出す。芽吹く。 | めぐ・む | 
| 詑く | 真実めかして他人をだます。 | あざむ・く | 
| 寓ける | 他の事実を口実にする。ことよせる。 | かこつ・ける | 
| 僻る | 片方へ寄る。 | かたよ・る | 
| 砧 | 槌で布を打ち、やわらげ、つやを出すのに用いる木または石の台。 | きぬた | 
| 早蕨 | 芽を出したばかりの蕨(わらび)。襲(かせね)の色目。 | さわらび | 
| 屡 | 何度も繰り返されるさま。たびたび。しきりに。 | しばしば | 
| 縞柄 | 織物の縞(しま)の模様。 | しまがら | 
| 穿る | 掘ってつつきまわす。どこまでも原因などを探し求める。 | ほじく・る | 
| 鍍金 | 金属の薄層を、他の物の表面にかぶせること。 | めっき | 
| 慧い | 理解がはやいさま。かしこい。 | さと・い | 
| 凪 | 風がやんで波が穏やかになること。また、その状態。 | なぎ | 
| 饗 | もてなし。饗応。馳走。 | あえ | 
| 戚える | 心をいため悲しむ。 | うれ・える | 
| 沃ぐ | 水などで汚れをあらい落とす。 | そそ・ぐ | 
| 悉に | 細かいところまで詳しく。詳細に。すべてもれなく。 | つぶさ・に | 
| 雄蕊 | 種子植物の花の中にある雄性の生殖器官。 | おしべ | 
| 柵 | 規模の小さな城。他に「しがらみ」「さく」と微妙。 | とりで | 
| 苛い | 評価や採点基準が厳しいさま。 | から・い | 
| 巽 | 辰(たつ)と巳(み)の間の方角。南東。 | たつみ | 
| 匁 | 尺貫法で、重さを表す単位。一匁は約3.75g。 | もんめ | 
| 燦らか | 光が満ちてすみずみまで照らすさま。明るい。 | あき・らか | 
| 吻 | くちびる。 | くちびる | 
| 爾 | 同等以下の相手を指し示す語。 | なんじ | 
| 饗し | 酒食をふるまうなどして客を接待する。 | もてな・し | 
| 捌ける | 水がとどこおらないで流れる。品物などが売りさばかれる。 | は・ける | 
| 謬り | 物事が本来あるべきものと食い違っていること。正しくないこと。 | あやま・り | 
| 套ねる | 物の上に更に別の同じようなものをのせる。 | かさ・ねる | 
| 蓋し | まさしく。ほんとうに。たしかに。 | けだ・し | 
| 兜虫 | コガネムシ科の甲虫(こうちゅう)。 | かぶとむし | 
| 夙く | 夜が明けてまもない。 | はや・く | 
| 魁 | 最も上位の人。 | かしら | 
| 辿る | 道に沿って目指す方向に進む。 | たど・る | 
| 耽る | ある一つのことに熱中する。すっかり心を奪われる。 | ふけ・る | 
| 窄む | 開いていたものがつぼむ。 | しぼ・む | 
| 淫る | ある一つのことに熱中する。すっかり心を奪われる。 | ふけ・る | 
| 庚 | 十干(じっかん・十二支と組み合わせて年月を表す)の第七番目。 | かのえ | 
| 姑く | 少しのあいだ。しばし。当分の間。 | しばら・く | 
| 袷 | 表裏を合せて作った衣服。裏地付きの着物。 | あわせ | 
| 劃かつ | 別々にする。区別する。 | わ・かつ | 
| 忽せ | 心をゆるめるさま。おろそかにするさま。いいかげんなこと。おざなり。 | ゆるが・せ | 
| 樵 | 山林の木を伐ること。また、それを職業とする人。 | きこり | 
| 詮 | はっきりしていて疑う余地のないさま。 | あきらか | 
| 廟 | 御霊をしずめまつる所。 | みたまや | 
| 啄む | 鳥がくちばしで、物をつついて食う。 | ついば・む | 
| 誹る | 人のことを悪く言う。けなす。非難する。 | そし・る | 
| 箕 | 穀物をあおって殻・塵などを分け除く農具。竹などの皮を編んで作る。 | み | 
| 酋 | 一群の人の中で、かしらだつ者。 | おさ | 
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