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書籍名 | : | 夏彦・七平の十八番づくし―私は人生のアルバイト― | |
シリーズ | : | 単行本(セミハード) | |
著者 | : | 山本夏彦 山本七平 (対談集) | |
初版発行 | : | 昭和58年3月15日 〔1983年〕 | |
紹介版 | : | 昭和58年3月15日 一刷 | |
発行者 | : | 梶浦幹生 | |
発行所 | : | 株式会社サンケイ出版 | |
番号 | : | 0036-822198-2756 | |
定価 | : | 980 | |
頁 | : | 221 | |
印刷 | : | 堀内印刷 | |
製本 | : | 宮本製本 | |
装幀 | : | 山藤章二 | |
撮影 | : | 杉全 泰 | |
初出誌 | : | 月刊「正論」一九八一年九月号〜一九八二年五月号掲載 | |
かいつまんで言う | : |
山本七平さんとの対談集2冊の第1冊目。 2冊目は「意地悪は死なず」。出版社違うし、本の体裁も全然違う。 山本氏のサンケイ出版からの本も唯一。文庫本はやはり中公文庫。 全体としては、案外淡々としていて、強烈な毒気は全くない。「欲ばりとやきもち」では山本 夏彦氏の発言で『僕は個人の運命は個人にあって、国にはないと思っていますから、「高い 政府」より「安い政府」のほうがいいと思いますけれど、賛成者はほとんどない。だから今後とも 私たちはいよいよ税金をとられるでしょう。』と今とそして今後を見事に言い表している。 同じく「欲ばりとやきもち」に、山本夏彦氏得意の世相診断話しである『自分のうちにピアノが あって、隣のうちにピアノがなければ、めでたく豊かになれるのに、隣のうちにすでにあって、 そのまた隣のうちにもすでにあって、遅ればせながらようやく自分も買ったって、そんなもの 豊かじゃない。』と語り、またそのピアノを『あのピアノには子供は迷惑してます。ようやく日本中 に普及して売れなくなったのはめでたい限りで、あれは近く粗大ゴミになるでしょう。』と言い 切るが、他をこの調子で話している訳ではなく、かなり押さえた流れに終始していて落ち着いて 読めると言えばいえるのであろう。 |
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シリーズ | : | 中公文庫 | |
印刷 | : | 一九九0年九月二五日 | |
初版発行 | : | 一九九0年一0月一0日 〔平成2年〕 | |
紹介版 | : | 一九九0年一0月一0日 初版 | |
発行者 | : | 嶋中鵬二 | |
発行所 | : | 中央公論社 | |
ISBN | : | 4-12-201749-1 | |
定価 | : | 460 | |
頁 | : | 250 | |
印刷 | : | 三晃印刷 | |
製本 | : | 小泉製本 | |
カバー | : | 竹久夢二作 ポチ袋意匠 | |
初出誌 | : | 『夏彦・七平の十八番づくし』昭和五十八年三月 サンケイ出版刊 | |
解説 | : | なし | |
かいつまんで言う | : |
山本夏彦氏の中公文庫14冊のもう12冊目。 対談集に解説もないが、現実に単行本から追加したものは「著者紹介」ぐらいか。 裏カバーのコピーに『"絶妙の毒舌と飛切りのエスプリ"という、極上のスパイスが利いた、 初の異色対談。』とあるが、確かに異色の組み合わせではあろう。 「山本」は同じ姓だが、特に深い関係はないらしい。 |
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